トヨタ自動車がどのように改善を進めているか知ることができる書籍

先日テレビの番組を見ていた時に、トヨタ自動車流の「改善」について紹介されていました。

それが非常に合理的でわかりやすいシステムだったので、もっと知りたいと思ってこの書籍を購入することにしました。

私がもう少しで40代になるため、部下もできてきてリーダーとしての心得を得ておきたいなぁと思ったこともあります。

トヨタ自動車と言えば言わずも知れた日本を代表する大企業です。

そんなトヨタ自動車の秘密を解説しているのが今回紹介する書籍です。

トヨタ自動車の現役幹部がトヨタの秘密を隠すところなく紹介してくれています。

サラリーマンであれば、誰しもがもどかしい思いをしている

サラリーマンであれば誰しも努力しているのに結果が出なかったり、チーム全体の仕事が思ったように進展せずもどかしい思いをしたことがあると思います。

また40代になってきて仕事を自分の意思で進めるようになり、部下がいると「もっとうまくやれる方法があるのではないか」と常に悩んでいるのではないでしょうか。

この本はそんなリーダーに新しくなった人たちが、自分の仕事にどのように向き合っていけばいいのかということをわかりやすく解説しています。

自動車作りにミスは許されない

自動車を作る上ではミスを絶対に見逃すことができない工程がいくつも存在します。

「ミスをなくすためにミスが発生したとしてもそれを事前に見つけることができるように注意深く何人もでチェックする」

ミスしないために、そして事前に発見するためにこんな改善策をとっている職場は多いはずです。

しかしこのような改善策は根本的な解決にはならず、チェックをすればするほど見落としが増えるのが現実ではないでしょうか?

でもトヨタは違います。

ミスをする裏にはストレスが発生することを「全員」が共有し、ストレスを感じているプロセスを洗い出し、やらなくていい仕事と絶対に必要な仕事を仕分け、できるだけ簡略化してミスをしない仕組みを作るというブラッシュアップを常に行っているのです。

全ての工程を常に見直し、チェックを増やすと言ったような短絡的な方法に頼らず改善プランを探し続ける、これはリーダーとして忘れずに持っておきたい心ですね。

まとめ

今回紹介したのはほんの一例であり、これ以外にもこの本にはトヨタ式の改善方法が随所に記載されています。

もちろん会社の規模や設備によって異なるため全てがこの本に書かれていることを応用できるとは思いません。

しかし日本を代表する大企業であるトヨタ自動車がどのような工夫をしているのか?ということを知っておく事はリーダーとして必要なことだと思います。

読んでみると「なるほどそういうことか」と納得する内容が満載です。