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神社とは?護国神社についても解説

自然現象は神様の仕業だった?

台風が起こるのは海水温の上昇によるものです。科学的に解明され、いつどこで台風が発生するのか事前に予測もつけやすくなりました。しかし科学が発展していなかった頃、台風は神様の怒りによるものと本気で考えられていたのです。
台風が上陸すると、甚大な被害は免れません。神様の怒りを収めるため、そして自分達に大きな利益をもたらしてくれるために建てられたのが神社でした。台風で例えましたが、台風を収めるために神社が建てられた訳ではありません。神社は周辺に住む人にとって、心のよりどころなのです。

神社に祀られているご祭神

大きい神社でも小さい神社でも、かならず「ご祭神」が祀られています。日本で最も大きいとされる伊勢にある神宮のご祭神は、太陽の神様です。太陽の神様がもたらすご利益は、国土安泰と五穀豊穣。
小さい神社にも、神様が祀られています。富山にある日本一小さい神社に祀られているのは、先ほど紹介した太陽の神様。一度は消滅したそうですが、なくなっても神聖な場所であるのに変わりはありません。神社があった場所に祠をたてて、多くの人に愛されています。

御英霊が祀られている護国神社

ご祭神が、戦で散った御英霊になっている神社もあります。茨城にある神社のご祭神は、茨城出身の英霊達です。
護国神社ができたのは、明治時代になってからのこと。「招魂社を護国神社と名前を変えましょう」と国からお達しが来て、改名となりました。しかし戦で散った御英霊を祀っていたとのことで、戦後は「軍事施設」と非難を浴びたのです。

平和をもたらす

人によっては「戦争美化の施設なのか?」と思われるでしょうが、大きな誤解です。むしろ国に平和をもたらしてくれるためにあるのが、護国神社なのです。祀られているのは神様ではないので、五穀豊穣のようなご利益はありません。
しかし、今は何かとぎすぎすした世の中。ほんの些細なことで、無駄な争いが起きやすくなっています。護国神社は平和をもたらしてくれるのです。