史上最強のビジネスメール表現事典を読んだ結果

最近はeメールを使って取引先や顧客とやり取りをする機会が増えてきました。

しかし、ボキャブラリーが貧相なため、毎回同じ言葉を使ったり、イレギュラーな内容だと返事に困ったりして、「このままじゃ社会人として駄目だ」と痛感。評判も良かったので、この本に手を伸ばしてみました。

第一印象は「言葉って面白い」

この書籍は、場面ごとに適切なフレーズや表現方法を紹介しているのが特徴です。

堅苦しいビジネス用語の解説書みたいに感じるかもしれませんが、読んだ感想は「面白い」でした。

「こんな言い回しがあるのか」とか「こう言えば伝わるのか」などの発見が多く、実用的である以上に、面白い情報番組を見ているような好奇心への刺激を感じます。

おそらく、小難しいマナー本みたいに「これはダメ」と言うのではなく、「こうすると良くなります」と解決方法を提案してくれるのが一因でしょう。
機会があれば、こんなフレーズを使ってみたいと、しばしば感じる一冊です。

実用面は噂通り

言葉の網羅性が高い上に内容が整理されているので、困った時にサッと解決方法を見つけられるのが長所です。

基本的な挨拶文やお礼・お詫びの仕方、クレーム対策なども含まれており、内容は充実してします。

しかも、「こう書いても良いし、こうもできます」とバリエーション豊かで、同じ言い回しを避けるためにも大いに役立ちました。

その上で、記述には無駄が感じられません。

必要なフレーズと、どう言う注意点があるのかが整理されているので、短時間で判断して文面を作れます。

メールの品質は改善されたか?

自信をもって、多少は改善されたと胸を張りたいです。

堅苦しいメールはもちろんですが、シチュエーションに応じて柔らかく表現できるようにもなりました。

さらに、丁寧で誠実な文面が書けるようになった上、ちょっとした気配りの仕方も学べたのは、この本に感謝したい部分です。

メールだけではなく、普段のコミュニケーションにも役立つと思います。

まとめ

新入社員の方やSOHOで活躍している方、文系出身ではない場合にもおすすめできる一冊です。

もちろん、ビジネスメールを熟知している方も、参考になる部分もあるでしょう。

内容が充実している分、メールはもちろん、取引や商談の際にも役立ちそうな言い回しが多く、自身のコミュニケーション能力をグレードアップできるはず。

もしも、ご恵送とご恵贈の違いや、ご厚誼とご交誼の使い分けがあやふやだと感じらたら、読んでおいて損はないと思います。