調子の悪いWindowsのPCを自分で修復してみよう

最近PCの調子が悪い、動作が不安定だ……そう感じたことはないでしょうか。

その原因はいろいろ考えられますが、「Windowsのシステム自体に異常が起きている」というのもよくある原因です。

実はそういった場合に備えて、Windowsには自力で不具合を修復できる機能があります。

今回はそれを紹介します。

これから紹介する方法は、Microsoftのサポートページにも紹介されている方法ですが、もう少し分かりやすく説明してみます。

修復の下準備

Windowsの修復機能を使うには、「コマンドプロンプト」(または、WindowsPowerShell)というアプリ上から指示を出す必要があるので、まずはこれを起動します。

  • 1.スタートメニューを開く(画面左下の田マークをクリック)
  • 2.アプリ一覧から「コマンドプロンプト」(WindowsPowerShell)を探す(見つからない場合は検索で探せます)
  • 3.右クリックして「その他」→「管理者として実行」をクリック
  • 4.「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞かれたら「はい」をクリック

「コマンドプロンプト」(WindowsPowerShell)が立ち上がれば、準備は完了です。

「DISM.exe」を実行する

まずは「DISM.exe」というコマンドを実行します。

実行するには、「コマンドプロンプト」(WindowsPowerShell)に以下の文字列を入力してEnterキーを押せばOKです(入力ミスを防ぐため、コピペして入力してください)。

DISM.exe/Online/Cleanup-image/Restorehealth

入力すると、修復が始まります。

しばらくして(だいたい数分~10分くらい)、「操作は正常に完了しました」と表示されれば終了です。

システムファイルチェッカー(sfc/scannow)を実行する

続いて、システムファイルチェッカーを実行します。

「コマンドプロンプト」(WindowsPowerShell)に以下の文字列を入力してEnterキーを押して実行します(これもコピペ入力してください)。

sfc/scannow

これは数十分、長ければ1時間くらいかかるので、別のことをしながらのんびりと待ちましょう。

画面に「整合性違反を検出しませんでした」か「正常に修復しました」と表示されたら、修復完了です。

あとは、念のためPCを再起動して、正しく動くか確認してください。

まとめ

WindowsのPCの調子が悪い時は、「コマンドプロンプト」(WindowsPowerShell)を管理者として実行し、そこから

  • 1.「DISM.exe/Online/Cleanup-image/Restorehealth」と入力してEnterキー
  • 2.「sfc/scannow」と入力してEnterキー

これで、不調が直ることがあります。

なにか変だな?と思ったら、PCを修理に出したりする前に、まずはこの2つのコマンドを試してみてください。