千葉県内の就労継続支援A型と就労継続支援B型の推移はどうなっているのか?

就労継続支援サービスには、雇用契約を結んで就労するA型と雇用を結ばずに就労するB型があります。
この2つサービスは、対象者や仕事の内容など違いがありますが、両サービスとも増加していると聞きました。

では、千葉県において就労継続支援サービスはどのように推移しており、なぜ増加しているのかをみていきたいと思います。
こちらは、平成28年から令和2年までのデータです。

就労継続支援A型の推移
平成28年 1308人
平成30年 1669人
平成31年 1856人
令和2年 2060人

就労継続支援B型の推移
平成28年 5969人
平成30年 6444人
平成31年 6797人
令和2年 7200人

推移をみてもらうと、わかるように年々増加してきていますね。
ではなぜサービスを利用する障害者や難病の人達が増えてきたのでしょうか。

就労継続支援を利用する人が増えた理由

国の政策による
障害者基本計画において、障害者が地域で自立した生活を営むためには就労が必要とされています。
そのため、就労が増えるように障害者雇用促進法が改正されたんですが、この法定の改正により、法定雇用率が平成28年の2.0%から令和元年には2.3%まで引き上げられています。
つまり企業は障害をもっている方の雇用を増やすことが必要になったのが1つの要因です。

障害者の就労への意欲向上
千葉県内の新規求職件数は、平成25年度から平成28年度の間で、7011件から7888件へ増加しています。
計画支援相談にくる人の数も、平成28年から令和2年で、4390人から6421人と、こちらは2000人近く増えています。
このように障害があっても、働きたいと意欲をもっている人が増えたのも大きな要因です。

千葉県の政策
千葉県内の就労施設などの情報をインターネットで提供し、就労の受発注のマッチングを行うことができるチャレンジド・インフォ・千葉というものを障害者就労事業振興センターが運用しています。
このサイトを使用すれば、千葉県内のどの企業で就労ができ、どのような仕事があるのかすぐわかるようになっているので、パソコンさえ使用できれば自分で探すことができます。

このようなお手軽に、就労する企業を探すことができるのも要因だと思います。

いかがでしたか。
国や県、障害者の意欲のため、年々増加している就労者。

今後も増え続けるので少しでも働きやすい環境がたくさん用意できるような社会になれば嬉しいと思います。