橋にも寿命がある!

毎年起こる水害。今年も大きな被害がありました。

九州を中心に大変な豪雨となった令和2年7月豪雨では球磨川の氾濫があり多くの犠牲者が出ました。

山形では一昨日から昨日にかけて降り続いた大雨で最上川が氾濫し、各地で浸水被害が起きました。

日本三大急流の氾濫

日本三大急流と言われているのがこの球磨川・最上川・富士川で昔から洪水を繰り返し、暴れ川とも呼ばれています。

富士川は南アルプスから駿河湾に流れる河川で山梨・静岡を流れています。

河川の氾濫では堤防の決壊とともに橋梁の破壊も心配されます。

球磨川氾濫では無残に流されてしまった橋もありました。

橋の寿命と橋梁工事

富士川が流れる山梨県では橋梁工事について指針を示しています。

橋梁の寿命は50年から60年と言われています。

山梨県で調査したところによると、昭和30年代からの高度経済成長期に建設された多くの橋梁が、今後10~20年後に寿命を迎えることになり、2030年以降ではほぼ半分の橋梁が寿命となるそうです。

今までも架け替え工事を行ってきましたが、今後集中的に架け替えが必要になると財政が追いつきません。

そこで山梨県では少しでも寿命を引き延ばすことができるよう、橋梁長寿命化実施計画を策定し、定期的な点検と補修を行っているそうです。