世田谷区は保育園激戦区?近年の傾向や、入園申し込み前に見極めるポイントを解説!

東京都の南西部に位置し、神奈川県川崎市と隣り合う世田谷区は住居として人気なエリア。
県境の多摩川付近には緑が見られ、公園も充実しています。
東京23区内の中で2番目に面積が広く、住宅街が広がっているので落ち着いて生活できる環境です。
都心までは20分程度とアクセスも良好なため、若い世代が多く住んでおり、人口は23区内でダントツの
トップ。
子育て世代を中心に、たくさんの人が暮らしています。

世田谷区の待機児童は多い?近年の傾向を解説

ファミリー層に人気な世田谷区は保育園激戦区として有名で、令和1年の待機児童は470人と厳しい状況が続いていました。
しかし行政の尽力が功をなして、令和2年には0人を達成。
企業主導型保育所など認可外保育園を増やすことで改善してきています。
10年ほど前から保育園が増えており、令和5年9月の調べでは世田谷区には区立45園、私立203園の保育園があります。

潜在待機児童が多いことから、保育園に入る競争率は依然として高い

潜在待機児童とは、入園できていないにもかかわらず、待機児童の定義から外れていることから、カウントされていない児童です。
例えば、保育園に入れなかったために母親が育児休暇を延長しているケース。
また第一希望の保育園に入園するために、ほかに空きがあっても待機している児童や、認可保育園に入ることができず無認可保育園に通う児童などをさします。
令和2年、世田谷区の潜在待機児童数は474人。
待機児童数として表のデータに出てこないためあまり知られていませんが、多くの方が希望通りの保活ができていません。
最終的には行政や施設から選ばれる立場なので、保護者は不満があっても競争率の高さから転園をためらい、保育園から見て弱い立場にあるかもしれません。

トラブルを避けるために!無認可保育園の選び方

世田谷区では認可保育園への入園が人気で困難なために、無認可保育園に預ける家庭が増えています。
国の基準をクリアしている施設ではないので、子供を預けるのは少し心配ですよね。
保育園とのトラブルを防ぐためには、自分の目で厳しく見ることが大事です。
申し込む前に、保護者は必ず現場見学を済ませましょう。
その際、教室の中に入れなかったり、あまり見せてもらえない園は要注意。
また、保育士や園長とも会話をして人となりを確認しましょう。
希望に合う保育園が見つからなければ、世田谷区外で探すのも手です。