愛媛県で増加が期待される?特定技能2号とはどんな制度か?

外国人技能実習生の形で愛媛県では多くの外国人が様々な分野で活躍しています。
その中でも今後注目されているのが特定技能2号というものです。
今回は、特定技能2号の外国人労働者について解説しましょう。

これまでの実習生を超えた愛媛の特定技能2号

特定技能2号とは、新しく設定される外国人の雇用形態です。
愛媛県では他の都道府県同様に外国人技能実習生という形で外国人の受け入れを行ってきました。
しかし、その制度は在中期間などの制約も多く、問題が少なくないのも現状です。
そういった制約を撤廃したものが特定2号と呼ばれる雇用形態です。

従来設定されていた5年尾在留期間を撤廃し、定期的に作成が求められた支援計画の策定も不要となります。
さらに外国人にとっても大きなメリットといえる家族の帯同も許可されるなど、雇用側も被雇用者にも魅力的な制度です。
この特定技能2号になれば、愛媛県でも日本人同様の待遇で外国人を受け入れられるようになるのです。

愛媛県の特定技能2号には大きな壁がある?

愛媛県では今後特定技能2号が増えていく可能性があります。
ただし、従来の外国人技能実習生とは違った条件が付いているのです。
それが技能試験です。
特定技能2号には技能試験が課されており、これをパスしないとその外国人は、特定技能2号として就労できません。
さらにその技能のレベルも高く、監督者の指示を受けながら作業を受ける立場ではなく、複数の技能者を指導するレベルに達している必要があります。

また、在留期間の上限はないものの、3年、1年、6か月ごとの更新が求められているので注意が必要です。

このように条件が高めに設定されているものの、外国人技能実習生として十分な技能を習得することができれば、特定技能2号の枠組みで就労が可能となります。
そのため、愛媛県の外国人雇用の新しい形として、特定技能2号が注目されているのです。