固定資産税の支払いを家屋調査で安く抑える

歓迎されない家屋調査

新築や増築した場合、翌年から固定資産税や都市計画税が課税されます。税金がいくらかかるかは、どういう家を建てたかによって大きく変わるのです。新築や増築家屋がどの程度の税金がかかるかを調査するのを「家屋調査」と、言います。
税金が取られるだけでなく、家にあがることもあるので良い気分はしないでしょう。場合によっては、実際の評価よりも高くなる場合もあります。では家屋調査をどう乗り切れば良いのか、考えてみましょう。

調査員に意見を伝える

まずは、調査員に意見をしっかり伝えることです。何もかも調査員のなすがままにしてしまうと、とんでもない金額を付けられるかもしれません。「うちは築年数経っているし問題ない」と思われるでしょうが、思いもよらないところでプラス評価になることも考えられます。
もし評価に少しでも疑問を感じたのならば、納得するまで質問するのもありです。調査員に意見を伝えたところで、必ずしも評価が下がるとは限りません。しかし何も知らないままで高い税金を払う場合と比べると、納得はできるでしょう。

減税措置を利用する

減税措置の利用を検討するのもおすすめです。住宅用地で200㎡以下であれば、課税標準は1/6に減税されます。200㎡を超えていたとしても、1/3の減税が受けられる可能性はあります。新築家屋が2020年3月31日までに建てられたのならば、120㎡部分までは3年~5年の間1/2も減税になる場合もあります。
ただし、全ての新築家屋に適応されるとは限りません。でも「減税措置が適応される可能性がある」というのがわかるだけでも、大きな前進となるでしょう。

相場を調べてみる

適切な評価を受けるには、相場を調べてみるのもありです。広島で家屋調査を受ける場合、広島県では2021年の固定資産税平均値は2,769円/坪でした。住宅地評価額は19.8万円/坪です。エリア別に見てみると、最も評価額が高い地域は広島市中区です。都市部になると評価額はあがり、郊外になればなるほど評価額は下がります。
評価額と比べて3桁ほど高い場合は、一言言っても罰はあたらないでしょう。