株式投資は、株を買って、価格が上がれば売却することで利益が発生します。
シンプルな取引方法ですが、実際に行ってみると、思うような利益が出せないことも多いです。
特に難しいのは、株式の銘柄選びです。
取引に関してのリスク管理ができていないことも、損失を出す要因になっています。
このような特徴のある株式投資でも、安全性を高めた投資方法は存在します。
ミニ株を利用して少額の資金で運用
株式投資では、一時的に利益を出しても、長期的に利益を出し続けることが難しい場合があります。
個別株の購入は、今の価格帯が割安なのか割高なのか、判断に迷いがちです。
その企業に成長性があれば価格は上がる可能性がありますが、その選別には幅広い知識が必要です。
日々忙しい人にとって、勉強時間の確保ができないこともあるでしょう。
しかし、初心者でも比較的リスクを抑えた株式投資は可能です。
まず、ミニ株のような購入資金が少なくて済む方法を選択することです。
(ミニ株とは)
株式の購入には、必ずしも多くの資金が必要というわけではありません。
1万円以下や、中には500円程度で大手企業の株式が購入できる証券会社もあります。
ミニ株であれば、たとえ損失が発生した場合でもダメージは低いです。
儲けばかりを考えがちですが、損失を出した時にいかにダメージをコントロールするかについても、投資で大切な部分です。
ETFは分散投資が可能で手数料も安い
ETFによる分散投資も、リスクを抑えた株式投資の方法として効果的です。
ETFは、「上場投資信託」と呼ばれる投資商品です。
(ETFとは)
投資信託という名称ですが、実は株式市場に上場しています。
投資信託の性質を持つ株取引であり、株式投資の中で比較的安全性の高い部類に属します。
ETFの特徴は、日経平均やTOPIXのような株価指数に連動していることです。
市場全体の株価の動向に合わせて、ETFの価格も動きます。
個別株では、その企業の業績が株価となって現れますが、 ETFであれば市場全体の動向になるため、相場の読みやすさがあります。
株式相場の全体としては、歴史的に見た場合に、一時的な暴落はあっても最終的に株価は上昇しています。
一つのETFを購入すれば、複数の投資対象に投資していることになるため、分散投資によってリスクを抑えることもできます。
個別株のように、企業研究を行う必要もなく、銘柄選びがしやすい点がメリットです。
まとめ
少ない資金で購入できるミニ株や、複数の対象に分散投資できるETFは、株式投資のリスクを抑える効果があります。
海外のETFもあるため、個人の目的に応じて様々なETFを選ぶことができます。
投資で注意すべき点としては、各証券会社の取引にかかる手数料があります。
株式の売買を行うことで、その都度手数料がかかる場合が多いです。
しかし、ETFに関しては、銘柄によって売買手数料を無料にしている証券会社もあります。
個別株と比較して、コスト負担が軽い点も、ETF取引のメリットと言えます。