日本の農業人口は年々減少していて、さらに農業従事者の高齢化で、長期にわたり自給率の低下が危ぶまれてきています。
祖父母の時代には専業農家も多くありましたが、若者の農業離れが進み、兼業農家の時代から現在では完全に農業をやめてしまい、不動産業で生計を立てている方も増えているそうです。
そんな中、事業として農業を営む会社が次々と設立されています。
企業として農業に参入する会社や、仲間が集まって立ち上げる会社、個人で新規参入する会社などその形態は様々ですが、それぞれこだわりを持って農業に携わっているのです。
無農薬野菜を栽培
兵庫県で農業法人として立ち上げた会社は「食を通じて人々の健康に貢献したい」との思いを込めて、安心・安全な無農薬野菜を栽培しています。
有機無農薬栽培は簡単ではありませんが、安心と安全を食卓に届けたいとの思いから、丹精込めてホウレンソウや小松菜、ミニトマト、水菜、空心菜、コカブ、にらなどの野菜たちを育てています。
おいしい野菜を育てるには土づくりからこだわりたいということで、SOFIX土壌肥沃度診断士の資格も取得したそうです。
農業の色々な形態
農業は作物を栽培するだけではありません。
直販など販売まで一貫して行ったり、体験型農園や農業レストランなど幅広い形で事業化されてきています。
農業はどのような広がりを見せるのか、今後が楽しみな事業の一つですね。