スマホ教室の講師

Facebookで久しぶりにつながった学生時代の友人は派遣の仕事でスマートフォン教室の講師をしているそうです。

そこのスマホ教室に来る生徒さんは高齢者ばかりで、お年寄りの扱いがうまい友人は生徒さんからも大好評、シフトを確認してから申し込む生徒も多々いるとか。

スマホ教室の実態

通常、このような教室では教材をもとに使用方法を説明して、その後質疑応答という流れです。

何回かのコースが設定されていて、終了したら新規の生徒を募集するのが普通ですが、このスマホ教室はいつも同じ人たちが何回も受講しているのです。

無料ということもあり、ほとんどサロンのような状態になっているとか。

なので教材もなく、わからないことをそれぞれが講師に教わるというスタイル。

ある時新人の講師が派遣され、教材をもとに授業を行ったところ、「何を言っているのかさっぱりわからない」と大ブーイングでその講師が派遣されるときには予約客が入らない事態になったそうです。

高齢者のスマホ

高齢者がスマホを初めて使ったときにまず最初に困ることが「電話に出られない」です。

普通考えられないことですが、今まで何人もの高齢者から聞いたことがあります。

高齢者向けのスマホ教室はまず「電話を受ける」から始めなくてはなりません。

一度に説明を受けても理解できずに終わってしまうので通常の講習会のような体裁では意味をなさないのです。

とりあえず「電話を受ける」ことができるようになってから一つずつ自分のしたいこと、困ったことを教えてもらいにスマホ教室にやってくるのです。

だから高齢者向けのスマホ教室はいつも同じ顔ぶれでサロン状態になっているそうです。