年を重ねた親のことを考える時間が、少しずつ増えてきました。「いつまで自宅で暮らせるかな?」「もっと安心できる場所があるのでは?」そんな思いから、鹿沼市でグループホームを探してみることにしました。自分の親をお願いするのだから、できるだけ家庭的で、安心して過ごせる場所がいい。今回は、私自身が調べて感じた、鹿沼市のグループホーム事情についてお話しします。
鹿沼には地域に根ざしたグループホームが多い
栃木県鹿沼市には、認知症対応型のグループホームが複数あり、家庭的な雰囲気の中で少人数のケアを受けられる体制が整っています。一般的には1ユニット9人までとされていて、スタッフの目が届きやすい環境であることが安心材料のひとつです。地域密着の施設が多く、スタッフの方々も地元出身の方が多いようで、なじみのある言葉や雰囲気に囲まれて過ごせるのも、親世代にとってはうれしいポイントだと思います。
費用やサービスの内容も事前にチェックを
気になる費用ですが、鹿沼市内のグループホームでは、初期費用が平均3万〜4万円、月額費用はだいたい11万円前後が相場のようです。入居一時金が0円という施設もあるので、まとまったお金を準備できない家庭でも検討しやすい印象を受けました。月額費用には家賃・食費・介護サービス費などが含まれていて、サービスの内容や建物の設備によって多少の差があります。見学時に細かい部分まで確認するのがおすすめです。
入居者の暮らしぶりやケアの雰囲気も大事
私が見学したグループホームでは、日中はレクリエーションや軽い体操があり、夜は落ち着いた雰囲気で過ごしているとのことでした。自宅での生活が難しくなっても、自分らしいペースで過ごせることを重視しているように感じました。スタッフの方との会話や、居室の雰囲気、食事の内容など、実際に足を運んで感じることがたくさんあります。入居を考えるなら、パンフレットだけでなく、見学をして体感するのが一番だと実感しました。