室内ゲームの代表格は人生ゲームです

2020年4月以降から最近まで、多くの子供たちと勤労者たちは春休みに続く休校と、在宅勤務を強いられていました。

そんなときこそ、室内の遊びにもってこいのゲームが、ボードゲームの代表格である「人生ゲーム」です。

発売から52年が経過した「人生ゲーム」は、 当時のテレビコマーシャル「人生山あり谷あり」のコピーでヒット商品になりました。

発売以来、8~10年おきにリニューアルされ現在まで受け継がれている「人生ゲーム」は、約1,500万個以上発売されています。

ゲームのテーマが“人生”、自分を表しているピンを刺した自動車型のコマ、ボードに立体的に書かれた山や建物など、ドル札を模したおもちゃの紙幣などがヒットの理由です。

また、画期的だったサイコロの代わりに回すルーレットも、大ヒットした理由です。

さらに、ゲームの中で繰り広げられる人生の就職や結婚などの疑似体験に、一喜一憂できるのもヒットの理由です。

人生ゲームの遊び方

人生ゲームは2~8人まで遊べる人の中から、銀行とのお金のやりとりをしてくれる“銀行家”を決めます。

自動車の運転席のように、自動車型のコマの右側に男性が水色、女性がピンク色の人型のピンを、差し込みます。

自動車型のコマを左ハンドルの外車に見立て、左側に差し込む方もいます。

銀行から5000ドルをもらい、足りなくなったら、銀行から借金をしてゲームを進め、20,000ドルの借金につき1枚の約束手形を受け取ります。

給料の金額が変わる「どの職業に就くのか」が人生ゲームの楽しみの1つです。

マスの職業を選択したら、表と裏に異なる職業が書かれている職業カードを取ります。

ランクアップするチャンスに成功し、職業カードを裏返すと給料が上がる「ランクアップ」と書かれています。

必ずビジネスマンになれるビジネスコースか、専門職に就ける専門職コースのどちらかを選びます。

マスに書かれた職業を選択するかどうかを決める専門職コースは、職業が決まらないとフリーターです。

自動車保険に加入するなら銀行に1,000ドルを支払い、自動車保険証券を1枚受け取ります。

 
回すルーレットが示した1から10の数字の分だけコマを進め、ボードのマスに書かれた指示に従いながら、ゴールを目指します。

 
億万長者の土地または開拓地のゴールに全員が到着したあと、ゲームで獲得した家や株券、お宝カードなどの資産を計算します。

億万長者の土地に到着した順に1着100,000ドル、2着50,000ドル、3着30,000ドル、4着10,000ドルの賞金がもらえ、5着以下はありません。

家は購入した金額の3倍、株券は1枚につき10,000ドル、お宝カードはカードに書かれた金額で計算するお金を最も持っている人の勝ちです。

コマのルール

コマが、給料日などの“赤いマス”を通り過ぎたら、“赤いマス”と“ルーレットで止まったマス”の2つのマスの指示に従わなければいけません。

また、給料日の“赤いマス”の中には、家が購入できるいくつかのマスがあり、購入したら自動車型のコマと同じ色の旗を家に差しますが、値段が異なるため早い者勝ちです。

 
さらに、結婚や決算日など、「ストップ!」と書かれているマスは、ルーレットの数に関わらず必ず止まり、指示に従わなければいけません。

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まとめ

人生ゲームでは基本のステージに、スタートダッシュとドリームレジャー、キャリアアップ、ギャンブルの4つのエリアを組み合わせられます。

そのため、マスが増えゲームのストーリーのほか、人数や所要時間も変えられます。

勝負の行方がほぼルーレットの数字にかかっている人生ゲームは、子供も大人も対等に遊べます。

ゲームとは言え億万長者になったり、遊ぶたびに異なる人生になったり、家族や友人と楽しい時間を過ごすのに人生ゲームはもってこいの遊びです。